犬山焼きの歴史

 元禄時代(凡そ300年前)今井の京郷士奥村伝三郎が瀬戸風の飴色を帯びた黒い鉄柚織部の青柚などで「犬山」の窯印を押して製陶したのが初めです。  その後紆余曲折を重ねて、犬山城主の保護の元に天保六年道平が犬山に来て黄金時代を築きました。
 犬山焼きの特徴と言われる花紅葉は天保七年藩主正寿公が道平に命じて春秋に因んで花紅葉(雲錦)を光琳風に描かせたのが源です。  犬山の桜、犬山の楓は実によく調和した画趣で、呉洲風の赤絵とか犬山八景などその非凡な筆は近世稀にみる名品を次々と製作し、犬山焼き中興の祖と言われました。
 犬山藩は物産方などを置いて犬山焼きの発展のために援助を惜しまなかったが廃藩により民間事業に移行しました。  士族であった当家の祖は明治一六年犬山陶器会社を起こし明治二十三年現在の地に移り今日に至っています。
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